Back to List

走査型広がり抵抗顕微鏡による全固体電池の解析:電極内部の電子伝導

前田 泰

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 電池技術研究部門

 EV用次世代バッテリーとして全固体電池が期待されている。全固体電池では様々な固/固界面を通したイオンや電子の移動が重要である。産総研では、走査型広がり抵抗顕微鏡(SSRM)を用いてこうした界面現象の解析を進めている。本講演では、SSRMと3Dシミュレーションとを組み合わせて、硫化物系全固体電池の電子伝導を解析した事例(Gamo et.al., J. Mater. Chem. A, 2024, 12, 14380–14388)を紹介する。また、硫化物系全固体電池の測定をする上でのポイントについても紹介したい。

 

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 電池技術研究部門

前田 泰、蒲生 浩忠